ヒノキを素材にして注文住宅を造るというのは、日本人が憧れる最高の贅沢の一つと言えるのではないでしょうか。
ヒノキは昔から建築に使用されている木材で、品質が高く加工が容易であるにもかかわらず良い香りが長期間持続し、適切なメンテナンスを行えば1000年でも持つ素材です。その事は各地に現在も存在する寺院が証明しています。
一般家庭で使用する場所としては、土台や土台から軒までの柱、それらをつなぐ住宅の骨格に使うことが多いですが、廊下や和室、あるいは見えるところの飾りにのみ用いるような方法で使用されています。このように多くの部分で使用される理由としては素材が持つ独特な香りが日本人にとって心地よく、ストレスを解消させる効果を持つことと無関係ではありません。また、特に防虫加工をしなくても防虫効果があり、水に対しても強く防臭脱臭効果を備え持つという住宅材として極めてよい機能が備わっているからです。
近年問題になっている化学物質によるシックハウス症候群などはヒノキが本来持っているような機能を人工的に作った弊害でもありました。天然素材で作れば当然有害物質を含んではいませんので住むにあたっては健康を害す心配は必要ありません。
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